自民党総裁選 岸田文雄、河野太郎両氏による決選投票へ

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は29日午後、東京都内のホテルで国会議員の投票が行われたが、当選に必要な過半数の得票に達した候補者がいなかったため、岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=と河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=との上位2人による決選投票が行われることとなった。

 総裁選は両氏のほか、高市早苗前総務相(60)=無派閥、野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=が立候補し、382人の国会議員票各1票と党員・党友票382票の計764票で争われた。党員票は党員・党友による投票結果を党本部で全国集計し、ドント式で各候補者に割り振られた。