「ゴルゴ13」漫画家のさいとう・たかをさん死去 84歳 連載は継続
等身大のゴルゴ13と並ぶさいとう・たかをさん=山口県下関市の市立美術館で、2019年2月1日、上村里花撮影
等身大のゴルゴ13と並ぶさいとう・たかをさん=山口県下関市の市立美術館で、2019年2月1日、上村里花撮影

 「ゴルゴ13」や「無用ノ介」などで知られる漫画家のさいとう・たかを(本名・斉藤隆夫=さいとう・たかお)さんが24日、膵臓(すいぞう)がんのため亡くなった。84歳。葬儀は近親者で営んだ。

 和歌山県生まれ。中学生のころから映画に熱中し、進駐軍が持ち込んだ米国の漫画誌などの影響も受け、ストーリー漫画家を志す。1968年からは、狙った標的は逃がさない国籍不明の超A級スナイパーが活躍する「ゴルゴ13」を「ビッグコミック」に連載開始。「無用ノ介」はテレビドラマ、「ゴルゴ13」は実写映画にもなり、人気を確固たるものにした。

 小学館によると「ゴルゴ13」の連載は継続する予定。