『宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方』から

本山よろず屋本舗さんのサイトより
http://motoyama.world.coocan.jp/
<転載開始>
 当HPを訪問される方々は、「引き寄せの法則」をご存じの方が多い思います。
 スピリチュアルに興味のある方はもちろん、そうでない方も、一度くらいは聞いたことはあると思います。
 しかしながら、「引き寄せの法則」が見事に成就して、大金を手に入れたとか、素敵な家が手に入ったとか、恋人ができたという話を私はこれまで聞いたことがありません。
 これはたまたま私が聞いたことがないだけで、世の中には「引き寄せの法則」を見事に成就させたという人はおられるのだろうとは思います。ただ、その数は本当に少ないのでないでしょうか。
 というのも、神秘家ゲリー・ボーネルさんがセミナーのとき、「貴方がたが引き寄せの法則が上手くいかない理由は・・・」という言い回しをしていたからです。
 ゲリーさんの言い回しのように、おそらく「引き寄せの法則」にトライしたけど、結果がでなかったとう経験をされている方が圧倒的多数だと思います。
 一応、ゲリーさんの説明をしておくと、結果がでない理由は葛藤があるからだそうです。
 例えば、「引き寄せの法則」を使って、億万長者になりたいと思ったとします。
 しかし、億万長者を夢見ながら、心のどこかに「お金は汚いもの」という観念を持っていたとします。特にスピリチュアルに関心のある方に多いのですが、“清貧”を美徳として、お金にガツガツするのはみっともないという観念を持っていることがあります。億万長者と清貧という相反する観念ゆえに矛盾が生じて、そこに葛藤が生れます。そうなると、願いが実現しないといいます。

 あるいは、「私はお金に対する葛藤はないのに、引き寄せの法則が上手くいかなかった」と言われる方もおられるかもしれません。
 葛藤という明白な障害がない場合でも、引き寄せをブロックするものがあるようなのです。
 『宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方』を読んでいたら、お金に対するその人の観念の持ち方が決定的に重要ということがわかってきました。
 私たちは、お金に対してある特別な思いを持っています。
 典型的な例は、お金がないと生活できないといった観念です。
 それゆえ私たちは通常、1万円札を見たとき、数字と模様が印刷してあるただの紙切れという捉え方をしません。私のような貧乏人であれば、数枚の1万円札を手にしたとき、ああ、これで当面の生活はできるといった安心感や、ほしかった物が買えるといった期待感を抱いたりします。紙幣という紙切れに、特殊な感情が湧いてくるのです。

 『宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方』では、実はそうした捉え方に問題があるというのです。
 なかなか面白い話なので、今回はそれを紹介させていただこうと思います。
 この本は、サイキックな能力があるネブラさん(アメリカ、ワシントン州在住)という方が、霊的存在から色々教えてもらうといった内容です。
 霊的存在は複数いるのですが、今回引用させていただくのは、シリウスくんという名の存在です。

 まず、お金の話に行く前に、どん底に落ちた人がなぜ這い上がれるかという話を紹介します。
 そこに、重要なポイントがあるようです。

 では、『宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方』(the Planet form Nebula 著、ダイヤモンド社)から引用させていただきます。 ・・・<『宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方』、p154~p159から抜粋開始>・・・

 どん底に落ちた人ほどうまくいく理由

 「浮上する」以外のチョイスがなくなる

 先日、新型コロナウイルスの影響で職を失ってしまった友人から電話をもらった。
 失業手当をもらっているけど、これから先が心配だと嘆いていた。
 家のローンも車のローンもまだ残っているし、子どもの学費や保険の支払いもあって生活ができない。彼女は朝から晩までバイトをいくつもかけ持ちしていて、家に戻れば家事に追われて休む暇がないらしい。
 「お金も時間も足りなくて……」
 彼女はやり場のない不満をもらしていた。
 そのとき、別の友人が言っていたことをふと思い出した。
 ファイナンシャル・カウンセラーの彼は、何十年もずっとお金や経済についてのカウンセリングをしている。
 その彼が、いつも不思議に思うことがある、と言ってシェアしてくれた話があった。
 とことんどん底に落ちた人には、不思議なことに、なぜか必ず浮上するチャンスがやってくる。お金が底をついて、家も何もかも失っても、それを一気に挽回するような機会が舞い込んできて、今まで以上に豊かな暮らしができるようになる人が多いらしい。

 「ねぇ、シリウスくん。何もかもがどん底になる体験をしてから一気に浮上する人が多いのはなぜなんだろう?」
 最近、シリウスくんと簡単につながれるようになってきていたので、呼びかけるといつの間にかシリウスくんが現れる。

シリウスくん ブロックがなくなるからさ。守るもの、失ったら怖いと思うものが全部なくなるからね。浮上する以外のチョイスがなくなるのさ。
 でも、君たちはどん底を体験しなくたって、いつだって失うものなんてないんだけどな。君たちは、今あるものを失いたくないって守りに入るけど、実はそれこそが、大事なものを失う大きな原因になっているんだよ。

ネブラ 恐れや不安があるからだね。

シリウスくん そう、「引き寄せの法則」ってあるだろう?
 宇宙はすべて「足し算の世界」で「引き算」はできない。「嫌いなものをなくす」ことはできない世界なんだ。
 「あれが嫌い」と言ったら、“嫌いなんですね、ではもっと嫌いなものをどうぞ”という具合に、宇宙は君が思っているのと同じものを返す。
 引き寄せの法則は、君の思いに100%マッチしたものを運んできてくれているのさ。

 「豊かな感覚」が「豊かさ」を引き寄せる

ネブラ じゃあ、たとえばさ、どうやったらお金が入ってくるようになるの?
 お金がないのに、お金があるようなフリをするのは無理があるよ。

シリウスくん お金持ちになった気分でお金をじゃんじゃん使いなさい、と言っているわけではないんだ。
 お金があって豊かな暮らしをしている、その豊かさの感覚を持っていることが大切なのさ。貧乏でその日暮らしの感覚を持っているままだったら、宇宙はその感覚を返してくるからね。だから、発信元の君が変わる必要があるんだ。たとえば、高級品を扱うサイトで、「買い物かご」にいっぱい気にいった物を入れて、買った気分になるのもいい。
 ほかには、1万円札をポケットに入れて、それを使うイメージでウィンドーショッピングに出かけるのもいいよね。つまり、気分だけでもリッチになって、豊かさを味わうのさ。

 君たちの脳はイメージすることと現実で起こることの区別がつかない。
 だから、鮮明に豊かさを感じれば感じるほど、引き寄せる勢いが強くなってくる。
 宇宙は君たちの心の動きを読んで、同じ思いになることを返してくれている。どんなに言葉巧みにお願いをしても、気持ちが貧乏のままだったらダメなのさ。

ネブラ ずいぶんシンプルなんだな。

シリウスくん そうだよ。気持ちのブロックがないほど、実現するのは簡単でスムーズなんだ。ブロックが大きいから実現が難しくなってしまうだけの話さ。
 君たちの世界でとくに気持ちのブロックが大きくなりがちなのは、お金や健康や恋愛だ。コントロールしたいと思う気持ちが強いからね。
 逆になんとも思っていないことを引き寄せるのは、わりと簡単にできる。ブロックがないからなんだ。
 さてここでクイズ。ほしいものをほしいと強く願うのと、身がまえない自分でいるのと、どちらが物質化させるエネルギーが強いと思う?

ネブラ 気分的には強く願うほうがエネルギーが強い感じがするけど……。

シリウスくん ブーッ! ちがいます。
 オープンになっているほうがエネルギーが圧倒的に強いんだよ。
 執着すると物質化するエネルギーにブレーキをかけてしまう。
 物質化する勢いを大幅にけずってしまうことになるんだよ。
 だから、ほしいと強く願えば願うほど、実現から遠のいてしまうのさ。
 君たちがほしいと願った瞬間に、エネルギーの世界に望んだものが創られる。ブロックさえなければすぐに引き寄せることができるんだ。
 でも、「これがないとダメだ!」「こうじゃなきゃいけない!」というコントロールしたい気持ちが強いと、とたんに物質化が遅くなる。
 それは、君たちがブレーキをかけて物質化を遅らせてしまうからなんだ。

 ・・・<抜粋終了>・・・

 なるほど、原因はブロックですか・・・。
 私たちは、単純にお金がほしいというだけでなく、コントロールという「これがないとダメだ!」「こうじゃなきゃいけない!」と気持ちが出て、失敗しているということのようです。
 私は、人をコントロールしようとする人をネガティブ、コントロールしない人をポジティブと定義づけているのですが、人に対してだけでなく、さらにそれを物事にも延長する必要があるということかもしれません。
 では、ブロックが無くなるとお金が降ってきたという話題です。

 ・・・<『宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方』、p160~p167から抜粋開始>・・・

 お金はエネルギー

 突然手に入った300ドルの小切手

 ワシントン州の秋は本当に美しい。1年を通して一番好きな季節だ。秋が深まる頃、木々の葉っぱが鮮やかな黄色と赤色に変わるので、まるで何かをお祝いしているみたいだ。
 そんな紅葉が深まる頃に、友人と森へハイキングに出かけることになった。この日は少し風があったけど、一点のくもりもない青空の日だった。
 こちらでは、秋晴れのことを「インディアン・サマー」と呼ぶ。
 紅葉のまっただなかの森の中を歩くのは、なんとも幻想的だ。
 葉っぱが黄金に光って風で舞い上がっている。すると友人が、「まるで黄金の紙吹雪が舞ってるみたいだね」と言う。
 「もしもこの葉っぱが本物の黄金の紙切れだったら、君はどうする?」
 「全部かき集めるに決まってるじゃないか」と友人が即答した。
 私たちは黄金色に染まる葉っぱの上に腰を下ろし、まるで本物のゴールドを手にしているように、何枚かの葉っぱをそっと手にとった。
 「本当にきれいに光ってる。何かご利益がありそうだよ」
 私は数枚の黄金に光る葉っぱを、家に持ち帰ることにした。
 家に戻ってから、持ち帰った数枚の黄金の葉っぱを、何か深い意図があったわけでもなく、財布の上に乗せておいた。
 すると数日後、不思議なシンクロが起こった。郵便で小切手が送られてきたのだ。
 「うわ! 300ドルの小切手だ。昔使っていた車の保険会社からだ」
 おそらく、新しい保険会社に変えたときに払い戻しがあったんだけど、それが手違いで払い戻しされていなかったらしい。
 でも、払い戻しを受け取った記憶があったので、実際のところ「なぜお金がやってきたんだろう」という感じだ。

 「お金は特別」という意識をリセット

 「やぁ!?僕を呼んだかい?」
 シリウスくんだ!

シリウスくん 君のところに300ドルの小切手がやってきたのは偶然じゃないよ。君と友人が話してたとき、一瞬、葉っぱが本物のゴールドに見えただろう?
 つまり、本物の黄金の紙が舞っていると、一瞬だけでも信じることができたんだ。
 お金はエネルギーなんだ。豊かさもエネルギーで、君たちの思考も思いも机も何もかもが同じエネルギーでできているのさ。
 だから、お金が特別で葉っぱが特別じゃないっていうのは、君たちの思考(エネルギー)がそうさせちゃっているだけなんだ。
 それとね、エネルギーは流れやすいところに流れていく性質がある。
 水の性質みたいにね。だから、ブロックのある、急な坂道を逆流してくるなんてことはなかなか難しいんだよ。

ネブラ じゃあ、お金がやってきやすくするにはどうすりゃいいんだい?

シリウスくん まず、君たちにとってお金は特別な思いがあるから、その思いをリセットする必要がある。
 よく考えてみて。お金はただの紙切れだ。コインはただの金属の塊。これだけ見ていたって何の特別感もないはずだよ。
 でも、君たちはこれらを特別視しているから、気持ちのブロックを大きくしちゃっているのさ。
 さっきも言ったけど、お金はエネルギーだ。エネルギーは流れやすいところに流れる性質があるのさ。たとえば、君は一瞬でも黄金色の葉っぱを価値ある紙幣のように思っただろう?
 そこにはなんのブロックもない、ただ純粋にお金のエネルギーを葉っぱにすり替えて受け取っていたんだ。

 「仮想の10万円」を財布に入れる

ネブラ 葉っぱが引き寄せられてくるのではなく、お金が引き寄せられてきたのは、あの一瞬の思いがあったからなんだね。

シリウスくん その通りだ。お金はもともと感謝の意を表すひとつのツールだったんだ。感謝の物質化がお金だったのさ。
 そして、さっきの君は美しい黄金色の葉っぱを美しいお金に見立てていた瞬間、感謝の気持ちでいたのさ。
 でも、最近の君たちはお金をサバイバルのツールにしちゃってる。
 お金がないと生きていけないって考えている。
 これでは、エネルギーの流れを悪くしちゃうだけなんだよ。
 さっきも言ったけど、エネルギーは水の性質みたいにブロックがあるところを避けて通るからね。

ネブラ お金に対する思いを感謝に戻してあげるんだね。でも、それだけでは足りない気がするなぁ。

シリウスくん 君たちは物事を難しくする傾向があるから、手応えがあるほうがいいんだね。よし、わかった。次のワークをするといいよ。
 自分宛に「10万円」と書いた小切手のようなメモをつくって、これをいつも財布に入れておく。そして、ネットショッピングでもいいし、ウインドーショッピングでもかまわないから、イメージで10円を使うんだ。
 次の日は10万円増やして20万円、また次の日はさらに10万円増やして30万円。これを毎日続けると、1年後には3650万円使える小切手のイメージになる。
 日に日に買える規模が増えるし、お金に対する思いが軽やかになってくるはずだ。別に1年間毎日続ける必要はないけど、お金に対する思いを軽やかにしてエネルギーの流れをよくしてあげるんだ。

 金額がただの数字に見えるようになったら、豪華旅行がやってきた!

 さっそくシリウスくんに教えてもらったワークをやってみることにした。
 イメージだけでも、高級品サイトのネットショッピングは緊張するな。
 でもしばらく続けていると、金額がただの数字に見えてくるようになった。慣れってすごい。
 以前のように気持ちがこわばることはなくなってきていた。
 すると、ある日の夕方、警察官をしている友人から久しぶりに連絡が入った。
 なんと、宝くじで大金が当たったから、旅行へ行かないかという誘いの電話だった。
 彼のおごりで、ラスベガス旅行をプレゼントしてもらったのだ。
 飛行機代、ペントハウス、レンタカーや食事代、華やかなショー……友人8名で3日間のラスベガスの旅、一体いくらかかったのかわからない。
 おまけに現地でやったスロットマシーンで小金も手に入れて、もうびっくりしっぱなしの体験になった。

 ・・・<抜粋終了>・・・

 シリウスくんは、「お金に対する思いを軽やかにしてエネルギーの流れをよくしてあげるんだ」といいます。
 たしかに10万円を手にしたときに湧く感情は、私のような一般庶民と億万長者では、まるで違うものなんだろうなと思います。
 お金に対する思いが強ければ強いほど、それがブロックになり、お金というエネルギーの流れを阻害してしまう。
 私は、これまでの人生でお金に縁が無かった原因の一つがわかったような気がしてきました。

(2021年9月26日)

<転載終了> 

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