神田財務副大臣は“もう1つの常習犯”…税金滞納、差し押さえ4回だけじゃなかった!

「引き続き職務の遂行に全力を傾注する所存だ」──よくも、ぬけぬけと言えたものだ。9日の参院財政金融委員会で、週刊文春が報じた度重なる税金滞納と資産差し押さえの事実を認めた神田憲次財務副大臣。2013~22年に固定資産税を滞納し、自身が代表取締役を務める会社保有の土地・建物が計4回も差し押さえを受けていたとは言語道断だ。

 神田氏は税理士。税のプロでありながら、督促状の無視を繰り返したのか。4回もの差し押さえは、納税逃れの確信犯と言うほかない。本人は「督促状等々の文書は税理士事務所スタッフに任せていた。私が業務多忙で関知できなかったのが実情」と責任をなすりつけたが、税制をつかさどる財務省の副大臣失格。どこが適材適所の人事なのか。

 実は神田氏の悪しき常習性は他にもある。18年分まで4年連続、自身が代表の2つの政治団体の政治資金収支報告書を一度も法の定める期限内に提出してこなかったのだ。政治資金規正法は期限内の提出義務に違反した場合、「5年以下の禁錮または100万円以下の罰金に処する」と罰則規定を設けている。