子どもの自殺、500人を超えて過去最多に 少子化の一方で増加傾向:朝日新聞デジタル

ただでさえ少子化でかけがえのない命。そんな子どもたちを自殺に追い込んだり不登校に追い込む今の教育… 私たち大人の責任です。

 2022年に自殺した小中学生と高校生は512人(暫定値)となり、初めて500人を超えて統計のある1980年以来、過去最多になった。近年、子どもの自殺は増加傾向にあり、問題が深刻化している。厚生労働省警察庁のデータを元にまとめた統計で明らかになった。

 21年の473人から39人増えた。512人の内訳は、高校生の352人(前年比38人増)が最も多く全体の7割を占めた。中学生は143人(同5人減)、小学生17人(同6人増)となった。

 これまでは20年の499人が過去最多で、高校生339人、中学生146人、小学生14人だった。

 少子化が叫ばれる一方、生まれてきた子どもたちの自殺は近年、増加傾向にある。

 世代全体の自殺者は12年に2万7858人となり、3万人台を割り込み、減少傾向にある。ただ、小中学生と高校生の自殺は目立って減少せず、17年からは増加傾向が続いている。

 厚労省の担当者は「子どもたちの自殺の原因として学校の悩みなどが多い。ただ、近年の増加要因については、確たる分析結果を持ち合わせていない」と説明している。(久永隆一)

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