大谷翔平と3回だけ喋った元捕手が語る人間性「私を忘れていてもおかしくないのに…」

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は12日、1次ラウンド・プールBの第4戦(東京D)でオーストラリアを7-1で下し、4戦全勝の1位で準々決勝進出を決めた。「3番・DH」の大谷翔平投手は、自分の顔が写った看板に直撃する特大3ランを放つなど大活躍中。そんな中、エンゼルスの元同僚は「日本で人間性と敬意に感銘を受けた」と粋な裏話を明かした。

大谷との秘話を振り返ったのは、エンゼルスとレンジャーズで7年間プレーした元捕手のジャック・クルーガー氏。「ショウヘイ・オオタニについて、あなたがこれまで聞いたことがない2つのストーリーを」と日本時間12日早朝にツイッターを更新した。

同氏はキャリアのほとんどを傘下のマイナーで過ごし、メジャー出場は1試合しかない。しかし、WBCで活躍する大谷と触れ合った時期についてツイッターで振り返った。1つ目のストーリーとして、2018年の春季キャンプで報道陣の数に嫌気がささないか尋ねたことを明かしたが、2つ目はレンジャーズ移籍後の話だ。

2022年、クルーガー氏は予備登録選手だった。エンゼルス戦でアナハイムに遠征。この時点で「私はショウヘイのブルペンを受けたのは1回だけだった。彼と話したのは短く3、4回」と深い関係ではなかったという。しかし、外野フェンス際で練習していた大谷は、10メートル近く離れたクルーガー氏を見つけ、反応したという。

「彼が次のセットに入ろうと振り向いた時、私を見つけた。彼は目を大きくし、満面の笑みを浮かべた。彼はやっていたことを止めて、私たちは駆け寄って中間地点で対面した。私たちはハグを交わすと、彼は私に近況を聞いてきた。私も同じことをした。ショウヘイのキャリアと人生において、私がいかに取るに足らない存在かは強調してもしきれない。それでも、彼は最大級のリスペクトを持って私に接してくれた」

ともに過ごした時期は多くなかったが、しっかり覚えてくれていたスーパースター。クルーガー氏は感銘を受けたという。「彼が私のことを忘れていても全然おかしくなかったのに、彼は忘れていなかった。ショウヘイと過ごした少しの時間から、私は彼がどうやって生きてきたのか感じ取った」とし、こう続けた。

「喜びに溢れ、礼儀正しく。日本を歩き回り、彼の顔がどこに行っても貼られているのを見て、私はさらに彼の人間性と敬意に感銘を受けた。私は彼の最大のファンかもしれない」

現在はスポーツビジネスに携わる同氏。日本は16日の準々決勝でイタリアと対戦する。
THE ANSWER編集部

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