【訃報】俳優・千葉真一さん死去 82歳 新型コロナによる肺炎

日本のアクション俳優の草分けとして空手映画、忍者映画などで活躍した俳優の千葉真一(ちば・しんいち、本名・前田禎穂=まえだ・さだほ)さんが19日、肺炎で死去した。82歳だった。

 千葉さんは、新型コロナウイルスに感染して8日から千葉県内の病院に入院していたが、肺炎が悪化して酸素吸入を続けていた。

 福岡市出身。日本体育大を中退し、1959年に東映に入社。ドラマ「キイハンター」「影の軍団」で人気を集めた。映画「仁義なき戦い 広島死闘篇」「柳生一族の陰謀」「戦国自衛隊」「魔界転生」にも出演した。90年「リメインズ・美しき勇者たち」では監督も務めた。海外でも「サニー・チバ」として人気を博し、米映画「キル・ビル」などにも出演した。

 アクション俳優やスタントマンの育成にも尽力し、ジャパンアクションクラブを設立。真田広之さん、志穂美悦子さんらを輩出した。 「キイハンター」で共演した女優の野際陽子さんと結婚、20年余りの夫婦生活を経て94年に離婚した。その後、再婚した。息子の 新田真剣佑あらたまっけんゆう さん、 眞栄田郷敦まえだごうどん さんは俳優として活躍している。