藤井聡太七段が棋聖奪取 最年少タイトル獲得記録更新、17歳11カ月

毎日新聞2020年7月16日 19時11分(最終更新 7月16日 20時19分)藤井聡太 新たな歴史刻む天才

将棋の第91期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)第4局は16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、高校生の挑戦者、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)に勝ち、3勝1敗で初タイトルとなる棋聖を奪取した。17歳11カ月での獲得で、屋敷伸之九段(48)が1990年に18歳6カ月で棋聖を獲得して樹立した最年少タイトル獲得記録を30年ぶりに塗り替えた。また、愛知県在住棋士のタイトル獲得は初めて。

 藤井は棋聖戦と並行して第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)で木村一基王位(47)に挑戦し、開幕から2連勝中。あと2勝すれば一気に2冠となる。