第4局は95手で先手の藤井聡太王位の勝ちとなりました。

第4局は95手で先手の藤井聡太王位の勝ちとなりました。 卓越した構想力、切れ味鋭い終盤力の光る会心譜でした。 敗れた豊島九段は驚きの封じ手△8六銀が実らず。 これで藤井王位は対戦成績を3勝1敗とし、防衛に王手をかけました。

藤井王位の終局後のコメントです。 「封じ手は予想していた手ではなかったが、どう指すのか難しかった。 ▲2二銀で後手玉にプレッシャーを掛ける形になり、流れは悪くないと思った。 見慣れない形で、局面の判断や構想を立てるのが難しい将棋だった。 第5局も準備をして良い状態で臨めれば」

終局後、両対局者が大盤解説会場に登場し、来場者にあいさつしました。 豊島九段は「多くの方にご心配をおかけしましたが、今日の対局は体調的には問題なく指せました。次局以降も頑張っていきたいと思います」と語りました。 現在は感想戦が行われています。