岩手県宮古市の浄土ケ浜パークホテルでは、2013年に名人戦第3局が指されています。

岩手県宮古市の浄土ケ浜パークホテルでは、2013年に名人戦第3局が指されています。その時、名人だった森内俊之九段が立会人を務めます。 28日に宮古で叡王戦 藤井聡太六冠来県、大盤解説は小山怜央四段:朝日新聞デジタル

将棋の八大タイトルの一つ叡王戦五番勝負の第4局が5月28日、岩手県宮古市で開かれる。六冠を保持する藤井聡太叡王が来県。大盤解説会は、棋士編入試験を突破してプロになったばかりの釜石市出身の小山怜央四段が担当する。

 叡王戦はここまで3戦を終えて、藤井叡王が挑戦者の菅井竜也八段に2勝1敗とリードしている。先に3勝した方が勝ちとなるため、宮古対局で藤井叡王が防衛を決める可能性がある。

 対局場は宮古市の浄土ケ浜パークホテルで、対局開始は午前9時。午後2時から終局まで大盤解説会がある。

 解説会は定員200人の事前申込制で参加費3千円。応募締め切りは17日。詳細は日本将棋連盟のホームページで確認できる。

 浄土ケ浜パークホテルでの将棋タイトル戦は、当時の羽生善治三冠が森内俊之名人に挑戦した2013年5月の名人戦以来10年ぶり。今回の叡王戦では、当時名人だった森内九段が立会人を務める。

 日本将棋連盟宮古支部長で宮古商工会議所会頭の花坂康太郎さん(71)は「藤井叡王という大スターの来県で、多くの人が宮古に来てくださると思う。震災後間もなく名人として来られた森内九段には、立派になった宮古を見て頂きたい」と話している。(杉村和将)