ユニバーサル・ミュージック・グループが新規上場、大幅高

21日にアムステルダム証券取引所に新規上場した米大手音楽会社ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)は、参照価格を大幅に上回る初値を付けた。写真は7月20日、スイスのチューリッヒで撮影(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[アムステルダム 21日 ロイター] – 21日にアムステルダム証券取引所に新規上場した米大手音楽会社ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)は、参照価格を大幅に上回る初値を付けた。

UMGは、仏メディア大手ビベンディから分離独立。欧州では今年最大規模の上場となった。

上場に際して、株式の60%がビベンディの株主に分配された。米著名投資家ウィリアム・アックマン氏が率いるヘッジファンドや、中国のネット大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、ビベンディも引き続き大量のUMG株を保有する。

0710GMT(日本時間午後4時10分)現在、UMG株は25.61ユーロと、参照価格の18.50ユーロを約38%上回っている。時価総額は460億ユーロ(540億ドル)を超えた。

UMGにはレディー・ガガ、テイラー・スウィフトなどのアーティストが所属。ストリーミング配信の拡大で業績が好調に推移している。