【参院選】武田邦彦氏が奈良で街頭演説 バイクの轟音にも「人間は自由が一番大切だから」

参院選(7月10日投開票)に全国比例で出馬した参政党の武田邦彦氏(79)が30日、奈良選挙区(改選1)から出馬した中村麻美氏(43)とともに奈良市内で街頭演説を行った。

 東京を皮切りに全国行脚中の武田氏は、JR奈良駅前でマイクを握ると、「日本の文化は欧米に比べて優れている。欧米の優れたところだけ取り入れればいい」と主張。

 なかでも、女性のすばらしさを強調しながら「お母さんが一番偉いというのは日本だけなんです。家庭が一番大切で誰でも子供のころは家庭で育つ。人類にとって子供が育つのが一番重要。家庭では男はお母さんから派遣労働者として派遣されるんです。日本人の男は給料をそっくり渡して、妻に嫌み言われながらお小遣いをもらう。これが日本を支えてきた。最近、若い男で『生活費渡す』なんて言ってるやついるけど、そんなやつは中国にでも行ってくれ。日本の文化を壊すな」と話した。

 ヒートアップした武田氏は「肌の色は太陽の紫外線に比例していて、皮膚がんの発生率を一定にしている」「すべての生き物の身長は寒い地域ほど高くなる」などと、まるで「ホンマでっか!?TV」の公開生放送のような演説を繰り広げ、「ヨーロッパ人が背が高いとか色が白いって、女の子がポーっとするなっつってんですよ」と話して、聴衆を笑わせていた。

 演説の後半には、派手なエンジン音を響かせたバイクが通りがかったが、「あれもなかなかいい。若者は血が騒ぐからたまにはいいんだ。人間は自由が一番大切だから。自分が一人で、自分の自由であまりに迷惑をかけなかったら、若者ならあのくらいの雑音はいいよ。あれ?何話してましたかね?」と笑いに変えていた。