「実は私たち棋士は『大人の新人』に慣れていないかも知れません。

昨日配信された杉本昌隆八段のコラムです→「実は私たち棋士は『大人の新人』に慣れていないかも知れません。新四段の棋士はほぼ例外なく、奨励会の子ども時代からの顔見知りだからです」 アマチュアの相次ぐ快進撃 新年度に対戦するかもしれない:朝日新聞デジタル

アマチュアの相次ぐ快進撃 新年度に対戦するかもしれない

有料記事2023年2月23日 10時00分

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杉本昌隆八段の「棋道愛楽」

 将棋はアマとプロの実力差が非常に大きい。そんなことを、昭和の時代によく聞きました。

 いつの時代も、プロが強いのはある意味当たり前です。さらに近年はAI(人工知能)で研究するようになり、棋士の技術も格段に進歩した感があります。

 プロが強くなればアマとの差が開く? いえ、そうとは言えません。現代機器の恩恵はプロとアマに平等ですし、やはり勝負の神様は思いが強い人に微笑(ほほえ)むからです。

 2月13日、棋士編入試験を受けていた小山怜央アマの五番勝負第4局がありました。結果は横山友紀四段に勝利して3勝1敗。規定により、みごとに棋士の権利を勝ち取りました。