将棋の新四段決定!共に井上慶太九段門下で、同じ門下からの独占は8年半ぶり
将棋の奨励会三段リーグは11日、東京・将棋会館で18、19回戦を行い、横山友紀三段(21)と狩山幹生三段(19)がプロを指す四段昇段を決めた。三段リーグの順位が2位の横山は18回戦に勝利して13勝4敗とし、その時点で四段昇段を決めたが19回戦は体調不良のため対局しなかった。5位の狩山は13勝5敗。
両者は兵庫県加古川市在住の井上慶太九段門下。原則的に半年に2人、四段になることができる昇段枠を同じ門下で占めるのは2013年4月、四段昇段した千田翔太七段(27)と竹内雄悟五段(33)の森信雄七段門下以来で8年半ぶり。
井上門下の棋士はこれで稲葉陽八段(33)、菅井竜也八段(29)の順位戦A級棋士に、船江恒平六段(34)、出口若武五段(26)に次いで計6人になった。
横山は加古川市出身で、狩山は菅井と同じ岡山県出身。次点は6位の柵木(ませぎ)幹太三段(23)で、成績は同じく13勝5敗。昇段は10月1日付け。