菅首相が自民党総裁選挙への不出馬を表明「新型コロナ対策に専任したい

菅首相は3日、9月に行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを表明しました。記者団の取材に対し、選挙活動との両立はできないとして「新型コロナ対策に専任したいという意向で出馬しない」と述べました。

いま永田町の台風の目は、菅でも二階でもない。突然の退陣から一年を待たずして、気力と体力は万全だ。全国民を巻き込んだ、壮大な「死んだふり作戦」—すべては、この秋の決戦のためだったのか。

菅政権の支持率が20%台に突入し、危険水域に入った。だがそれを尻目に、安倍は「病み上がり」とは思えないほどに行動を活発化している。昨年の辞任劇は「仮病」だったのではないか—そんな声すら上がり始めた。

安倍の体調不安が相次いで報じられたのは、今からちょうど1年前の’20年8月初旬だった。『週刊現代』の2021年8月7日発売号で、「嘔吐した」との情報をいち早く掲載したが、他誌には「吐血した」「意識を失った」との噂を報じるものもあった。

その後、8月17日に安倍は慶應義塾大学病院で受診。朝の10時半に入ったきり夕方6時まで出ず、「大腸炎ではなく、がんではないか」との憶測まで乱れ飛んだ。そして2週間も経たぬ8月28日、安倍は辞意を表明する。

だが一方で、議員らの間では当時からこんな証言も聞こえていた。