日本人の人口削減、移民と入れ替えか! 人口動態調査 死者最多156万人

日本人、初めて全都道府県で減少 人口動態調査 死者最多156万人

総務省が26日付で発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(今年1月1日現在)によると、外国人を含む総人口は1億2541万6877人で、前年を51万1025人(0・41%)下回った。日本人に限ると80万523人(0・65%)減の1億2242万3038人で14年連続のマイナス。沖縄県の人口が、調査対象となった昭和48年度以来初めて減少に転じ、現行の調査方法となった平成24年度以来、初めて全都道府県で人口減少となった。

日本人の出生者は77万1801人で過去最少となった一方、死者は最多の156万5125人だった。年齢別に見ると、日本人のうち65歳以上の割合は29・15%で集計開始以降、最高値を記録。0~14歳の割合は調査開始以来、毎年減少が続いており、今回も11・82%で過去最低となった。

一方、外国人は前年比28万9498人(10・7%)増の299万3839人で、増加率とともに調査開始以来最多となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国制限が緩和され、留学生や技能実習生ら国外からの転入が戻ったのが要因とみられる。

都道府県別にみると、外国人を含む総人口は東京のみ前年比4万6732人(0・34%)増。総人口の減少率は秋田の1・65%が最も高く、青森1・41%、岩手1・39%、山形1・35%と続き、東北地方の減少が顕著だった。

三大都市圏は、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)が約3万8千人増で、2年ぶりのプラス。日本人が約7万2千人減となる一方、外国人が約11万人増となった。名古屋圏(岐阜、愛知、三重)は約4万3千人減、関西圏(京都、大阪、兵庫、奈良)は約6万5千人減だった。