万博の海外パビリオン申請、なんと「ゼロ」/吉村氏は国、府、市、建設業界が一体となる必要性強調/ネット「中止でしょ」「うん千億円の血税垂れ流してこれ」

吉村氏、5月に岸田首相にも伝達 万博の海外パビリオン申請「ゼロ」

2023年7月3日

2025年大阪・関西万博をめぐり、参加する国や地域が建てるパビリオン建設で必要な申請数がゼロとなっている問題で、大阪府の吉村洋文知事は3日、記者団に、開幕まで時間的に余裕がなくなっていることは事実だとし、「国、大阪府・市、建設業界が一体となって進めていく必要がある」と述べた。

万博には153カ国・地域が参加を表明。このうち、各国・地域が費用を負担して独自パビリオンを建てる「タイプA」には約50カ国・地域の参加が見込まれている。しかし、大阪市によると、タイプAの建設で必要な「仮設建築物許可」の申請は、今月3日現在ゼロ

申請から工事の開始までは目安として約2・5カ月を要するとされ、国や地元では開幕までに工事が完了するか危機感が強まっている。