ビッグモーターの不正可能性、損保ジャパンは認識し取引

中古車販売大手ビッグモーター(東京・港)による保険金の水増し不正請求問題では、損害保険業界とのもたれ合い関係が浮き彫りになった。損保側は保険金を過大に払わされていたが、事故車をビッグモーターに紹介すれば保険契約を多く獲得できる構図があった。損害保険ジャパンが不正の可能性を認識しながら、取引を再開していたことも明らかになった。

損保からの出向者は保険金の申請や自動車保険の販売の手法について、ビッグ…