【イラン大統領ら墜落で死亡 当局者】

イラン大統領と外相が死亡、ヘリ墜落で 国営TVは原因に言及なし

5/20(月) 13:15配信1258

5月20日、イランのライシ大統領(写真)とアブドラヒアン外相が搭乗していたヘリコプターがアゼルバイジャンとの国境近くの山岳地帯に墜落し、いずれも死亡した。テヘランで2022年8月撮影。提供写真(2024年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA)

Parisa Hafezi Yomna Ehab [ドバイ 20日 ロイター] – イランのライシ大統領(63)とアブドラヒアン外相が搭乗していたヘリコプターがアゼルバイジャンとの国境近くの山岳地帯に墜落し、いずれも死亡した。イラン国営メディアが20日に伝えた。 【動画】イラン大統領搭乗のヘリ、全焼した状態で発見 生存は絶望的 19日に墜落したヘリを巡っては吹雪の中で夜通し捜索が進められ、20日の早い時間帯に炎上して燃え尽きた残骸が発見された。 政府高官がロイターに明らかにしたところによると、搭乗者全員が死亡。マンスーリ副大統領もその後、声明でライシ氏の死亡を確認した。 国営テレビは墜落原因に触れていない。現場の映像は山頂に激突したことを示していると伝えた。 国営通信IRNAによると、ライシ氏が搭乗していたのは米国製ヘリ「ベル212」。 ライシ氏は2021年に大統領に選出され、道徳関連法の強化を命じ、反政府デモを暴力的に弾圧したほか、主要国との核協議で強硬な姿勢を示してきた。 イラン最高指導者のハメネイ師は先に、国政に混乱は生じないと述べた。 ライシ氏はハメネイ師の後継者とも目されていた。 *「墜落したヘリコプターの残がい」として配信したIRIB/WANAの提供写真は、提供元による誤配信のため削除しました。