「スマホで買える太陽光」うたうベンチャーが破産 。

「スマホで買える太陽光」うたうベンチャーが破産 。債権者1万人超/農地の上に太陽光パネルを設置する事業を運営していた/ネット「流れは再エネ終了へ」

「スマホで買える太陽光発電所」として個人向けに発電設備の少額のオーナーを募っていた山形県酒田市のベンチャー企業「チェンジ・ザ・ワールド」が27日、東京地裁に破産手続きを申し立て、開始決定を受けた。破産管財人の弁護士が告知用サイトで明らかにした。現時点で負債総額は約38億4千万円、債権者は約1万2千人とみられる。

同社は2014年2月の設立で、農地の上に太陽光パネルを設置する「営農型太陽光発電所」を運営。個人向けには発電設備を少額で分譲販売し、売電収入をオーナーに分配する事業「ワットストア」を始めた。サイトでは「スマホで買える太陽光発電所」とうたい、1ワット300円程度で購入可能として「毎月、発電量に応じて売電収入が分配されます」とPRしていた。(朝日新聞