

福井県沖で2年連続ブリ大漁…なぜ? 5月は6万匹超え、漁師も歓喜「もうしばらく続いて」

次々と水揚げされるブリ=5月31日、福井県南越前町の甲楽城漁港
福井県南越前町河野地区でブリが大漁となっている。5月10日ごろから地区内の3漁港で次々と水揚げされ、31日時点で計6万1千匹に上った。漁師は魚の仕分けに忙しい。
河野地区では2年前まで、5月にブリが定置網にかかることはほとんどなかった。河野村漁協によると、昨年は5月下旬から6月末まで水揚げの多い時期が続いたという。
今年は昨年より1カ月ほど時期が早く、大漁に沸いている。同漁協の木邑康和代表理事組合長は「水温や潮の流れが影響しているのかもしれない」と話す。
甲楽城(かぶらき)漁港では31日、丸々と太ったブリが2500匹ほど水揚げされた。甲楽城定置網組合の中川政則組合長は「港が活気づいてうれしい。もうしばらく大漁が続くことを期待したい」と話した。