岩屋外相「ウクライナを支えていく」…G20外相会合で強調

【ヨハネスブルク=栗山紘尚】岩屋外相は20日、南アフリカのヨハネスブルクで開かれた主要20か国・地域(G20)外相会合に出席した。ロシアのウクライナ侵略の停戦交渉に向けた米露間協議が本格化する中、「ウクライナを支えていく」と強調した。

 岩屋氏は会合で、トランプ米政権が進める米露間協議を念頭に、「長年にわたる戦闘行為が終結し、困難な状況の打開につながることを期待する」と述べた。そのうえで、同志国と連携し、「中長期的な復旧・復興支援に貢献する」と訴えた。

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岩屋外相(18日)
岩屋外相(18日)

 一方、米露間協議の行方次第では、ロシアに有利な形での停戦となり、中国に誤ったメッセージにもなりかねず、岩屋氏は、東・南シナ海を含め、「力による一方的な現状変更の試みは認められない」と強調。「法の支配に基づく国際秩序を回復することが必要だ」と指摘した。