ドジャース・大谷翔平が「50-50」達成 メジャー史上初

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が19日、マイアミで行われたマーリンズ戦でメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」に到達した。前日まで今季の本塁打数を48、盗塁数を49としていた大谷は、新たな偉業を成し遂げた。

 大谷は8月23日のレイズ戦で、メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁」を達成。出場126試合での達成は、2006年にナショナルズのソリアーノがマークした147試合を大幅に更新する最速記録だった。近年で「40―40」は昨季にアクーニャ(ブレーブス)が41本塁打、73盗塁をマークしている。

大谷翔平 驚異の3連発6安打10打点でMLB史上初「51ー51」達成! 敵地マイアミも熱狂

2024年9月20日 8時27分 

東スポWEB

2打席連発となる50号本塁打を放った大谷翔平

 ドジャース大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地マイアミでのマーリンズ戦で3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点と大爆発。2盗塁も決めてMLB史上初となる50本塁打、50盗塁の「50―50」を達成した。

 7回の二死二、三塁で迎えた第5打席だった。相手4番手・バウマンのナックルカーブを捉え、逆方向の左翼席に放り込んだ。109・7マイル(約176・5キロ)の打球が放たれた瞬間、敵地でありながらファンは大歓声を上げて総立ち。歴史的瞬間に立ち会った生き証人たちは騒然となった。

 大谷は初回の1打席目に二塁打で出塁すると三盗に成功し、今季50盗塁に到達。2回の2打席目も二死一、三塁の場面で二盗も決め、51盗塁に伸ばしていた。そうした中で6回の第4打席で右中間席へ特大の49号2ラン。「50―50」に王手をかけると、直後の打席であっさりと金字塔を打ち立てた。MLB史に新たな歴史を刻むと、スタンドのファンのスタンディングオベーションは鳴りやまず、一度ベンチに引き揚げた大谷は再びグラウンドに姿を見せて感謝を伝えた。

 もう止まらない。とどめは9回一死一、二塁で迎えた6打席目、ブルーハンの直球を完璧に捉え、右中間へ3打席連発となる51号をぶち込んだ。これで一気に「51-51」。いったいどこまでいってしまうのかーー。天下無双のユニコーンがすさまじい輝きを放ち、もはや誰も足を踏み入れられない領域に到達した。