“ある秘密”を告白した。
実は彼がずっと避けていた同級生は
シンガーソングライターの秦基博だった。
高木が小学2年生のとき、転校してきた秦。
彼は面白くて、歌もうまくて
あっという間にクラスの人気者になった。
一方の高木は、暗くて地味な存在。
そんな自分とは正反対の秦に、
憧れを抱きながらも
どこか距離を置いていたという。
中学に入ると、高木は
秦と同じバスケ部へ入部。
そこで相方となる池谷とも出会う。
そんなある日、文化祭で秦が言った。
「一緒にコントやろうぜ」
その一言をきっかけに、
3人でコントを披露。
結果は――大爆笑。
観客の笑いと拍手に包まれたあの瞬間が
高木の“芸人としての原点”になった。
だが高校進学で、秦と池谷は別の学校へ。
高木はまた“暗い自分”に戻ってしまう。
人気者の秦を前にすると、
どうしても引け目を感じ、
成人してからも、再会を避けていたという。
しかし、成人式の同窓会。
再び3人が顔を合わせたその場で
池谷が宣言した。
「オレ、芸人になる!」
すると秦が高木の方を見て、こう言った。
「池谷と組んで、芸人になれよ!」
その言葉に背中を押され
ジョイマンが誕生した。






