ウクライナ支援「中断許されず」 バイデン米大統領、共和党に協力迫る

バイデン米大統領は1日、ホワイトハウスで記者会見し、ロシアの侵攻が続くウクライナに対する米国の支援について「いかなる状況でも中断は許されない」と訴えた。支援継続への反対論が強まっている共和党に、予算確保への協力を迫った。

 バイデン氏は「米国の同盟国、米国民、そしてウクライナ国民に対し、われわれの支援を頼りにできると約束したい。立ち去ることはしない」と強調した。バイデン氏は9月、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、同国への追加軍事支援を表明している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=202310020012…

バイデン米大統領の次男ハンター氏が約10年前に役員を務めたウクライナのエネルギー会社ブリスマの元取締役デボン・アーチャー氏が7月31日、米下院監視・説明責任委員会の聴取で、ハンター氏が父親との結び付きによる影響力を持っているとの印象をブリスマ幹部に与えたと話した。同委員会が8月3日、議事録を公表した。

アーチャー氏は、ハンター氏がこうした家族の結び付きを自分のビジネスブランドの一部として売り物にしていたと指摘。ハンター氏はブリスマ在籍時に、権力へのアクセスという「幻想」を投影していたと述べた。父親のバイデン氏は当時、米副大統領だった。アーチャー氏はハンター氏について「彼は多額の報酬を受け取っていた。彼は(自分の)価値を示したかったのだと思う」と語った。

アーチャー氏によると、ハンター氏は父親と毎日話しており、10年間で20回ほど自分の同僚と父親とをスピーカーフォンで会話させた。ただ、会話の内容にビジネス案件は含まれず、バイデン氏による不正行為は全く認識できなかったという。下院の共和党議員は、アーチャー氏の事情聴取はバイデン大統領とハンター氏ら家族が金銭の不正を行ったとの疑惑を裏付けていると主張。ホワイトハウスはこうした疑惑を否定している。
https://jp.reuters.com/article/usa-biden-hunter-idJPK…