

「総裁選辞退」の言葉が26日、インターネットのトレンドワード入りした。今週発売の週刊文春が、自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農相の陣営がニコニコ動画に小泉氏を称賛するコメントを書いて欲しいとコメント例を示して陣営関係者に要望していたと報じ、25日に小泉氏陣営が事実関係をおおむね認めていた。 【写真】小泉氏のインスタグラムの最新投稿 報道では、小泉氏を称賛する例文として「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗前経済安保相を攻撃するようなものもあったという。 小泉氏はX(旧ツイッター)のコメント欄は閉鎖しているが、インスタグラムのコメント欄は26日午前9時時点で開放してある。 小泉氏のインスタグラムの最新投稿は9月23日で「今日も総裁選候補者として、共同記者会見、青年局・女性局の討論会、テレビの収録、生放送と…終日演説と討論を繰り返しました。明日は秋葉原で街頭演説会に参加します。引き続きよろしくお願いします #自民党総裁選 #変われ自民党 #小泉進次郎」とつづっていた。 当該投稿には、さまざなコメントが書き込まれていた。「小泉さん、コメントを読んで?民意に耳を傾ける政治家を自負するなら、撤退も立派な手段です」「総裁選を辞退して下さい。進次郎さんのお子さん達のためにも日本の未来を考えて下さい」「やらせコメント認めたくせにまだ総理大臣になろうとしてるんですか?今辞退した方がいいと思いますよ?」「ステマという違法手段使わないと勝てないなんて恥ずかしいですね」などの声があった。

【小泉陣営も事実認める】小泉進次郎陣営が「ニコニコ動画」で“ステマ指示” 「石破さんを説得できたのスゴい」など24のコメント例、高市氏への中傷も…
9/25(木) 20:42配信6235
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自民党総裁選の最有力候補とされる小泉進次郎農水相(44)。9月25日、小泉陣営で事務局長代理を務める小林史明衆院議員が記者団の取材に対し、週刊文春が報じた「ステマ指示」について事実関係を大筋で認めた。一体、「ステマ指示」とは、どのようなものだったのか。 「週刊文春」の記事 を再公開する。 【画像】「ポジティブなコメントを」と指示…広報として小泉進次郎氏を支援する女性 9月22日に告示された自民党総裁選。その最有力候補とされる 小泉進次郎 農水相(44)の陣営が、ニコニコ動画に“ステマ”コメントをするよう指示するメールを出していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。 “ステマ”コメントをするよう指示するメールの送り主は牧島かれん事務所。牧島氏の父の故・牧島功元神奈川県議会議長は、小泉家に長年仕えてきた人物。娘の牧島氏も選対の「総務・広報」として、今回の小泉氏の総裁選を支援している。陣営関係者が語る。 「事務所からメールで『ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いて欲しい』と、ヤラセの書き込みをするよう要請があったんです」 つまり、好意的な意見を書き込んでおくことで、世間にあたかも小泉人気が圧倒的だと思わせ、「だったら応援しよう」と仕向ける作戦だ。いわゆるステルスマーケティングの一種と言っていいだろう。
〈石破さんを説得できたのスゴい〉〈泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね〉
小誌はそのメールを入手。すると、そこには書き込んで欲しい〈コメント例〉として、 〈あの石破さんを説得できたのスゴい〉 〈泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね〉 などの歯の浮くような文言が、計24パターンも羅列されていたのである。そして何より目を引くのが、高市早苗候補への誹謗中傷とも取れるコメント例だ――。 ◇ 9月24日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および25日(木)発売の「週刊文春」では、総裁選の候補者の資質を徹底検証。小泉氏のステマ疑惑に加え、高市早苗氏に2千万円を寄附した男性の正体、林芳正氏が政治資金でフグやステーキ会食を頻繁に行っていたことなどを詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年10月2日号
小泉進次郎氏陣営が「ステマ要請」 文春報道の事実関係認める「ルール守る方針共有」
2025/9/25 20:52

自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農林水産相の陣営が、インターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが25日分かった。今週発売の週刊文春が報じ、小泉氏陣営の事務局幹部を務める小林史明衆院議員が国会内で記者団に事実関係をおおむね認めた。
報道によると、小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」にポジティブなコメントを書いてほしいとメールで要望。「総裁まちがいなし」や「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」などのコメント例を紹介した。
小林氏は「陣営としてルールを守ってやっていく方針を共有している」と述べた。報道では、「ビジネスエセ保守に負けるな」という文例もあったとした。小林氏は「(総裁選候補で保守派の)高市早苗前経済安全保障担当相を批判したという意味では全くないと牧島氏も言っている」と語った。