
「AIによる暗号資産の売買益で高配当が得られる」とうたい、およそ650億円を集めたとみられる男らが、警視庁に逮捕された。
玉井暁容疑者(53)ら7人は、投資会社「ジュビリーエース」に出資すれば、暗号資産の売買益で高配当が得られるなどとうたい、国の登録を受けず男女6人を勧誘した、金融商品取引法違反の疑いが持たれている。
玉井容疑者らはセミナーで、「シンガポールの天才が作ったシステムで、AIが勝手に稼いでくれる」などと言って勧誘していた。
セミナーでの玉井容疑者「お金持ちになりたいっていう人、手挙げてください。(わたしは)20代からずっと億万長者。お金に困っていません」
出資した女性「(AIが)勝手に稼いでくれると。こういう、コロナで情勢がわからない状態で、すごく喜んでやられた方も多いと思う」
玉井容疑者らは、およそ10万アカウント分、650億円近くを集めたとみられ、出資者は2020年11月から引き出しができなくなっていて、警視庁が全容の解明を進めている。