
首相サイドに「陣中見舞い」として現金100万円を手渡したなどと主張している。

今月8日発売の「週刊文春」が報じた石破茂首相の政治資金収支報告書の不記載疑惑をめぐり、同誌に問題を告発した「石破茂政経懇話会」元代表の男性が12日、国会内で記者会見し、文春に証言した内容は「事実でございます」と、主張した。 【写真】ネクタイがだらしない?デニム、スニーカー姿の石破首相 報道によると、男性は2003年から約10年間、毎年数百万円単位でパーティー券を購入したほか、2008年と2012年に首相が自民党総裁選に出馬した際、首相サイドに「陣中見舞い」として現金100万円を手渡したなどと主張している。しかし、収支報告書には記載がなかったとされている。政治資金規正法では、パーティー1回につき、同一人物から20万円を超える支払いがあった場合、氏名や金額を記載しなければならないと定められている。 石破首相はこれまでの国会答弁などで文春の報道内容について「全く、そのような事実はございません」と、完全否定しており、この日の衆院予算委員会集中審議でも、同様の認識を示している。