

月運が律音、月運が併臨とは何か?
まずは、月運が律音、月運が併臨とはどういうこと?
これについてお話しします。
月運とは、一ヶ月ごとに変わる運気のことで、月運が律音、月運が併臨とは、その人の命式の日柱の干支と、月の干支が同じになることをいいます。
こちらの元同僚のH.Iさんの命式をご覧ください。

2023年5月の干支は【丁巳】です。
なので、日柱の干支が【丁巳】のH.Iさんにとって【丁巳】月は月運律音、月運併臨の一ヶ月となるわけです。
日柱の干支と月の干支と重なるタイミングは、60ヶ月に一度。
つまり、5年に一度訪れる特別な一ヶ月なんです。
このように、自分の命式に含まれる干支と同じ干支が巡ってくることを「干支併臨」と言います。
この「干支併臨」という言葉は、「律音」という言葉に置き換えて使うこともあります。

月運が律音、併臨の方の運気の特長
つづいて、月運が律音、併臨の方の運気の特長について、主に4つご紹介します。
1. 社会生活や仕事に大きな変化がある
大きく躍進するか、もしくは失脚することなどが考えられる
2. 新しいことがスタートする
自分の能力や才能を発揮できるチャンスが舞い込んでくる可能性がある
3. 自分と向き合う時期として活かすとよい
自分が本当にやりたいことやめざすべき方向性についてじっくり考える時期として活かすことがオススメ
4. モヤモヤすることもある
普段はあまり出てこないネガティブな感情が湧き出てきたり、不安や迷いと向き合う場合もある
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月運が律音、併臨の一ヶ月は、自分や身内にまつわることや人生において意味深い出来事が起きたり、ターニングポイントとなったりする時期です。
実際、元同僚のH.Iさんは、ゴールデンウィーク明け、つまり月運が律音、月運が併臨の月を迎えたその日、急遽転職が決まって先日晴れて退職🎉
主な4つの特長のなかの、「社会生活や仕事における大きな変化」「新しいことがスタートする」に当てはまります。
新しい職場では、これまでの経験を活かし、大好きなアートやアーティストの招聘の仕事に携わるとのこと。
アーティストの星といわれる日主【丁】で、バイタリティと強いこだわりを活かすことで運が開ける【比劫・食傷突出タイプ】の彼女にとって望ましい展開です。

彼女の社会運は、日主【丁】と月柱【庚】関係=正財で読みます。
何よりも信用を大切にし、人一倍正義感が強く誠実な社会運の持ち主。
常に洗練されたものを求める本物志向を活かして、大企業で鍛えた経験をキャリア・アップにつなげてゆけるでしょう。

月運が律音、月運が併臨の時期に注意すべきこと
月運が律音、月運が併臨の時期は、運気の変化が激しい時期でもあるため、注意すべきこともあります。
月運が律音、月運が併臨の時期に注意すべきことを、主に4つご紹介します。
1. 健康管理に気を付ける
・精神的にも肉体的にも負担がかかる時期
・ストレスや疲労を溜め込まないように、十分な休息や栄養を摂る
2. 柔軟性を持つ
・予想外の出来事や困難な状況に直面する可能性がある
・その時には、固執せずに、柔軟に対応することが求められる
3. 自分の行動や言動に責任を持つ
・自分の選択や判断が大きな影響を及ぼす可能性がある
・自分のやりたいことをやるのは良いが、その結果にしっかりと向き合うことが大切
4. 周囲の人との関係を大切にする
・自分だけでなく、周囲の人も運気の変化を感じる可能性がある
・協力や支援を求めたり提供したりすることで、より良い関係を築く
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月運が律音、月運が併臨の時期は、自分の人生において重要な時期です。
私自身、勉強もかねて著名人の方の命式を調べていますが、月運が律音、月運が併臨の月にあの世に旅立たれた方も見受けられます。
月運が律音、月運が併臨の時期は、注意すべきこともありますが、チャンスもあります。
自分の運気を上手にコントロールして、有意義な時期にしましょう。
まとめ
月運が律音、月運が併臨とは、自分の命式の月柱と同じ干支が巡ってくる一ヶ月のことで、運気の変化が激しい時期です。
そのため、社会生活や仕事に大きな変化があったり、新しいことがスタートしたりする可能性がある一方で、自分と向き合う時期でもあり、モヤモヤすることもあります。
この時期には、自分の行動や言動に責任を持ったり、周囲の人との関係を大切にしたり、健康管理に気を付けたり、柔軟性を持ったりすることを心がけ、浮かれずに地に足をつけた生活を送るようにしましょう。
たとえ不運に巻き込まれたとしても、淡々と対処するようにしてくださいね。
もちろんチャンスが舞い込んできた場合は、全力で取り組みましょう。
四柱推命でご自分の命式を理解し、誕生日に込められた情報を受け入れ、対話を繰り返しながら、運気の流れに上手に乗ることが開運の秘訣です。
