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自民党安倍派による組織的な裏金作りの疑惑をめぐり、同派所属の鈴木淳司前総務相は15日、販売ノルマの超過分に対する派閥からのキックバック(還流)について「この(政治の)世界で、文化と言えば変だが、そういう認識があった」と述べた。2018~22年の5年間に60万円の裏金を受け取っていたことも明らかにした。裏金との認識はなかったという。
鈴木氏は、岸田文雄首相による閣僚・副大臣からの安倍派一掃の方針を受けて14日に総務相を辞任した。
鈴木氏は15日午後、新旧総務相の引き継ぎで総務省を訪れたのに合わせ、記者団の取材に応じた。派閥からの還流分について「派閥で正式に届け出たお金で、『活動費』として交付され、経費として使っていいと思っていた」と述べた。政治資金収支報告書に記載する必要がないと考え、「裏金のような性格のお金」との認識はなかったとした。