【訪日外国人客】空前のラーメンブーム

インバウンドもいまや「すしよりラーメン」…日本のラーメン店訪問はステータスに

国内で今、空前のラーメンブームが訪れている。
信用調査会社によると、昨年度のラーメン店の市場規模は過去最高の約7900億円を見込み、10年前の1・6倍に。活況を支えているのが増加の一途をたどるインバウンド(訪日外国人客)で、ラーメンが日本の「国民食」の枠を超え、世界の舌を魅了している。(立原朱音、水野祥)

ラーメンツアー
「どんなラーメンが出てくるのか。わくわくする」
10月中旬の昼過ぎ。東京都渋谷区のみそラーメン店の前で、米国人観光客7人が興奮した様子で話していた。
一行は、日本の旅行業者が主催する「東京ラーメンツアーズ」の参加者。
3時間で区内の3店をはしごし、小サイズのラーメン6杯を食べ比べる。
日本人ガイドから英語で「高菜を入れて自分好みの味にして」などと助言を受け、麺をすすった7人。
自宅のあるワシントンでも車で1時間以上かけてラーメンを食べに行くというパム・ハートさん(68)は「日本はどこの店も本格的で、味の種類も多い」と満足げ。
ツアー料金は1人2万円近いが、年間数千人の外国人旅行客から申し込みがあるという。
すしよりラーメン
日本政府観光局によると、昨年の訪日外国人客数は約3687万人と過去最多だった。
今年は1~9月期で既に約3165万人に上り、記録を更新する勢いだ。
そんな中、日本食の代名詞・すしを押しのけ、外国人客の胃袋をつかんでいるのがラーメンだ。
観光庁の昨年のインバウンド消費動向調査によると、「一番満足した飲食」でラーメンはすしより4・4ポイント高い18・9%を占め、肉料理に続く2位だった。
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