参政党、国旗損壊罪法案を提出
「バツ印」日の丸で妨害され…参政党、国旗損壊罪法案を提出 「自国も他国も国旗は大事」 https://sankei.com/article/20251027-TTDABZPYRZCVFKMRMIGTZH6CTA/ 神谷代表は「他国の国旗も、わが国の国旗も、大事にされなければならない。同じように扱うといった至極全うな要求だ」と記者団に語った。同党にとって初の単独での提出法案となる。

【参政党単独での議員立法を初提出】 2025年10月27日、本日14:30に 結党以来はじめて単独で議員立法 (日本国国章損壊罪を新設する刑法一部改正案)を 参院事務総長に発議(提出)しました。 ▼詳細はこちら▼ https://sanseito.jp/news/n5790/ ▼ぶら下がり会見はこちら▼ https://youtu.be/n-feq54Ohwc?si=t6-nnL7UzZ5N0s7r #参政党
参政党は27日、国旗損壊罪の新設を盛り込んだ刑法改正案を参院に提出した。現行刑法は外国国章損壊罪を規定するが、日本国旗を損壊しても罰する法律がなく、改正案は矛盾を解消する狙いがある。神谷宗幣代表は「他国の国旗も、わが国の国旗も、大事にされなければならない。同じように扱うといった至極全うな要求だ」と記者団に語った。同党にとって初の単独での提出法案となる。
自民や維新と連携し成立期す
7月の参院選で議席を計15に伸ばし、参院で予算を伴わない法案の単独提出が可能となった。
改正案は、日本を侮辱する目的で国旗など国章を損壊した場合、2年以下の懲役又は20万円以下の罰金を科す。
自民党と日本維新の会も来年の通常国会で国旗損壊罪の制定を掲げており、参政は両党とも連携を図りながら、今国会での成立を目指す。
「自国の国旗に尊敬の念を」
先の参院選を巡り、同党は街頭演説で日本国旗に「バツ印」を付けて抗議される場面があった。神谷氏は、この直後に法案提出を指示したといい、「正直こんなことが許されるのかと思った。とんでもないことをする人がいる」と不快感を示した。
国旗損壊罪を巡っては、「表現の自由」への抵触を指摘する声があがる可能性もある。
神谷氏は「人権はすべて公共の福祉による制約がかかる。(国旗の損壊で)国をおとしめられ、多くの人権も傷つけられる。表現の自由で認められるものではない」と強調した。
国旗損壊罪が存在しない背景に関しては「日本の戦後教育やイデオロギーがおかしい。例えば米国のシールを(身の回りに)貼っても何も言われないが、日の丸を貼れば『右翼』といわれる。『日の丸イコール右翼で過激な人』というイメージがつけられている」と指摘し、「自国の国旗に対する尊敬の念を持ち直せば、そうはならない」と訴えた。(奥原慎平)





