
「スポットライト理論」(米研究)
AI による概要
アインシュタインの相対性理論では、時間や空間は絶対的なものではなく、観測者によって異なり、伸び縮みするものだとされています。そのため、宇宙には共通の現在が存在せず、絶対的な時間も存在しないという考えのもと、未来は存在しないという結論に至る可能性があります。
解説
- アインシュタインの相対性理論では、時間の進み方は観測者同士の相対速度によって異なります。相対速度が小さいうちは時間の差は目に見えませんが、相対速度が光速に近い亜速度になると時間の差が現れます。
- また、高速で移動するロケットの中では空間が縮み、時間の進み方が遅れるということがわかっています。
- アインシュタインは、時間と空間のゆがみが物体どうしが引き合う重力の正体であることも突き止めました。
時間は流れてはいない。止まった状態で現在・過去・未来が同時に存在している。「スポットライト理論」(米研究)
著者パルモ
公開:2015-03-25・更新:2015-03-25

時間は人間の感覚から独立して実在するのか、それとも実在しないのか?時間に関しての概念は実に興味深く多くの研究者たちを魅了している。
マサチューセッツ工科大学の哲学助教授、ブラッド・スコウ博士は、時間は流れていない。むしろ止まっていると考えている。
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相対性理論をもとにすると、「現在・過去・未来は同じ時空間に広がっていて、それが散在しているといる状態にある。なので、流れるという表現は間違いだ」。ということのようだ。
時空間は未来・現在・過去を内包している
スコウ博士は「ある出来事」が過去になるという現象は間違いであり、時空間はブロック宇宙論の法則に従い、「未来・現在・過去」を同時に内包していると考えている。
彼はこの現象を「(時空間の)一時的な散在」と呼んでおり、「私たちはある特定の時間(現在)にのみ存在しているのではなく、全ての時間に同時に存在しているのだ」と語っている。

既存の時空間理論は「現代主義・現在主義」を取り入れている物が多く、これらの理論は相対性理論と矛盾を生じてしまうそうだ。
大まかな3つの時空間理論
1.現在主義や三次元主義:
その瞬間にしか時間は存在せず、現在のみが実在。過去も未来も存在しない。2.成長ブロック宇宙論:
過去から現在までが存在しており、未来は人間の予想に基く仮想なもの。3.ブロック宇宙論:
現在・過去・未来、同じ時空に同時に存在する。
スポットライト理論とは?
スコウ博士が提唱する「スポットライト理論」は、ブロック宇宙論が元となっている。
部 まるで時間(過去・現在・未来)がみな舞台役者のように空間という一つのステージに同時に存在しており、そこにスポットライトが当たり、過去から現在へ、現在から未来へ・・・とスポットライトが移動していく、という理論である。

もちろんこの場合、過去・現在・未来は同じ空間という舞台に同時に存在しており、決して過去が消えたり、未来が現在の場所を取ったりするわけではない。
この理論は相対性理論と矛盾を生じる事がない時間理論の一つでスコウ博士はこの理論を絶賛している。

「移動するスポットライト理論の最も素晴らしい点はブロック宇宙論で語られる時間の説明を完全に肯定できる点です。例えばあなたが10年前に経験した事はスポットライト論では完全に過去の物という訳ではありません、あなたと同じ空間に居るけどスポットライトが過去から現在に移動してしまったから、過去という物に触れる事が出来ないだけです。」
そう考えるとケンシロウのあの名言「お前はすでに死んでいる」。も説得力を増すような気もしなくもないぞ。
『全ての時間は同時に存在する』人の生死と時間の関係 ~時間と空間と距離の関係~
2016年10月1日
時間を歴史や時刻の事だと考えてると混乱してしまうのですが
時間の経過とは状態の変化であり
過去も未来も、全ての時間は同じ空間に存在するのです。
早速混乱して私が意味不明な事を言い始めたと思ったでしょうか。
時間の仕組みや構造については以前から超ゴム理論などを用いてお話して来ました。
(参考コラム一覧:http://mbp-japan.com/kyoto/kyotocl/column/?jid=438)
時間は状態の変化ですから、変化した後は過去になりますし
これから変化を起こすものを私たちは未来と言ってるのです。
しかし過去も未来も同時に存在するだなんて、一体どういう事なのでしょうか?
変わってしまったら過去、これから変わるものを未来。
しかし過去と未来が同時に存在するのではなく
時間という空間の中で過去や未来が起こり(変化し)
時間そのものは過去でも未来でもなく、まさに“今この瞬間”なのです。
つまり言い換えれば“距離”が違うだけ。
言葉で表現するのは難しいですが、時間は距離の事だと考えれば
例えば今私たちの居る場所(地点)と地球の反対側では距離は違いますが
存在している時間は同じですよね。
ここで注意したいのが同じなのは“時間”であって、“時刻”ではないという事。
別に私たちは生きてるけど地球の反対側では死んだ人が存在してるわけではありませんし
同じ瞬間(空間)に私たちは同時に存在してるのです。
ただし時刻は違いますので、移動してる間(経過中)に反対側の人は死んでるかもしれませんし
時間の流れによって状態は常に変化を起こしてますから
ある瞬間には同時に存在していたものでも、時間の経過(状態の変化)とともに存在しなくなる事だってあるわけです。
これが過去や未来といった歴史(時刻・時間の経過)であり
時間とは全ての時間が同時に存在するというのがおわかり頂けましたでしょうか。
ですから人の死も、死んだら消えて無くなるのではなく
時間の経過という状態変化の中の一つなだけで、ただ肉体が物質化する(宇宙、もしくは星に還る)だけなのです。
このように人の生死を始め、時間を宇宙規模で考えると、時間とは途方もない距離なだけであって
現在と過去は距離の違いという時間のズレ(つまり時差)であり
宇宙の誕生も現在私たちが存在している今この瞬間も同時に存在してるというわけですね。
ただそこまで移動しようとするとその途中で状態が変化してしまうだけの事。
時間の経過とは距離を移動するだけですから
例えば過去に移動しようとしても実際には過去に行くわけではなく
あくまで未来に向かって(状態変化を起こしながら)移動してるのです。
ですから到着した時には既に過去ではありません。
少し掴めて来たとは思いますが、やはり頭の中は混乱して来ましたでしょうか。
私も自分で構造は把握していても、時間の事を考えると自分でも混乱してしまいますから
何も不思議な事ではないのでご安心ください。
さて、私はこれをどう心理学に活かすかを追究してるわけですが
時間とは何も宇宙の話や物理学の分野だけの話ではありません。
私にはこの理論や時間研究を実証する手段(機会や環境)もなく、検証する方法もないので
なかなか学会や学術誌などを通して広く社会に公表する事が出来ませんが
実は人の心理やあらゆる分野にも通じる理論であるという事を
私は相対性心理学や統合心理学を通して、これから皆様に心理学と学ぶ事の楽しさ
そして生きる事の楽しさをお伝えしていこうと考えてます。
「考え方を考える(考える力を養う)」
これが当ルームのコンセプトです。
“心理学でエンターテイメントを提供する”
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎