
毎日新聞2024/5/2 08:40(最終更新 5/2 08:45)有料記事287文字

「魂のピアニスト」と呼ばれ、心を揺さぶる演奏で人気を集めたピアニストのフジコ・ヘミング(本名=ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ)さんが4月21日死去した。92歳。膵臓(すいぞう)がんを患い、療養していた。葬儀は近親者で行った。関係者がお別れの会を検討している。
ベルリン生まれ。若き日に風邪が原因で一時聴力を失うなど苦難を経験した。1999年、NHKのドキュメンタリー番組で半生を取り上げられ、60代…

ピアニストのフジコ・ヘミングさん死去、
92歳 「奇蹟のカンパネラ」
By ロイター編集 2024/05/02
聴覚障害を持ちながら演奏活動を続け、
フジコ・ヘミング(本名=ゲオルギー・ヘミング
イングリット・フジコ)さんが4月21日に
死去した。92歳だった。
ヘミングさんの財団が2日に発表した。
膵臓(すいぞう)がんで療養を続けていた。
葬儀はすでに近親者で行い、
お別れの会開催を検討しているという。
ベルリン生まれ。日本人でピアニストの母と
スウェーデン人で建築家の父を持ち、東京芸大
卒業後に本格的な演奏活動を始めたが、
風邪をこじらせ聴覚に障害を負った。
1999年にNHKのドキュメンタリー番組で
その半生を取り上げられことで人気を集め、
ファーストアルバム「奇蹟のカンパネラ」は
200万枚超える大ヒットとなった。